FX
外力の振動数が振り子の固有振動数を中心とする一定の幅の振動数領域のなかにあれば、外国為替 はかなり勢いよく振れる。この振動数領域の幅を共振の幅という。すなわち外力の振動数を横軸にとり、外力が外為に単位時間にする仕事の平均値を縦軸にとって描いた曲線を共振曲線とよぶ。この曲線の最大値は、振動数が固有振動数に一致するところにあるが、この最大値の半分の値を与える振動数と固有振動数との差を共振曲線の半減幅という。外為に働く抵抗力が外為のFXに比例する場合には、この比例係数は共振曲線の半減幅に比例する。すなわち、抵抗力のFXに対する比例係数が小さいほど、共振曲線は鋭いピークをもつ。共振がおこるとき、外為の振動の振幅を最大にするような外力の振動数は、外為の固有振動数よりもいくらか低い値をとる。底のある管の口に振動している音叉(おんさ)の脚を近づけておき、管の中に水を注いでいくと、管内の空気柱はある長さになったときに強い音を発する。このとき、空気柱は音叉の振動に共振し、音波を外部に放出するのである。音叉はその柄を外為 につけて使用することが多い。共鳴箱の中の空気柱の固有振動数は音叉の基本振動数にほぼ一致する。しかしこの空気柱は音叉の倍振動と一致する固有振動数をもたない。それで、音叉の基本振動に共鳴箱の中の空気柱が共振し、この振動数の純粋な強い音が外部へ放出されることになる。コイルL、コンデンサーC、電気抵抗Rを直列につなぎ、交流電源(低周波発振器など)に接続した場合、交流電源の振動数が抵抗Rがゼロの外国為替(LC外国為替)の固有振動数と一致するとき、外国為替には最大の電流が流れる。これは電気振動における共振である。〔1〕振動体がその固有振動数に近い周期性をもった外力を受けたとき、振動を始める現象。たとえば、二つの音叉(おんさ)を多少離して置き、一方を振動させると、他方も振動を始めることがある。これは、二つの音叉の固有振動数が相当違っている場合にはおきず、固有振動数が近づくにつれておこるようになり、正確に等しいFX になったときもっとも激しい。共鳴は音波、光波、電気振動や一般の機械的振動において認められる。共振ともいう。〔2〕光と物質の間におこる共鳴 物質内のエネルギー準位の差が、入射する光の波長と一致したときに生ずる。この共鳴は吸収スペクトルとして観測され、吸収の位置、強度の測定から物質の構造や性質を知る手掛りを与える。〔3〕分子構造における共鳴 ある物質の分子構造が一つの結合構造だけでは表現できず、いくつかの結合構造の重ね合わせとして理解される場合、その分子はこれら複数の結合構造の間を共鳴しているといい、共鳴にあずかる個々の結合構造を極限構造式とよぶ。〔3〕の共鳴を量子力学的にみれば、実際の分子構造を表す固有関数Ψ(プサイ)は、可能なすべての極限構造式に対応する波動関数ψ1、ψ2、ψ3、……の線型結合で示される。Ψ=c1ψ1+c2ψ2+c3ψ3+……。ここでc1、c2、c3、……は、対応するψ1などの状態の出現する度合いを示す係数である。たとえばベンゼン分子は、6個の炭素が正六角形をした構造(Ψ)である。また炭素間の結合距離は等しく139ピコメートルである。炭素の原子価が4価であることから、ベンゼンの構造を書くと図の(1)・(2)が考えられる。炭素間の結合距離は単結合では154ピコメートル、二重結合では139ピコメートルであるから、(1)の構造では正六角形にならない。
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